おでんに自家製巾着袋を入れてほっこり味わう

最近は週に3日ほど鍋料理をつついている。今日はどんな鍋かと考えていたとき、おでんに入れる自家製「巾着袋」を思いついた。スーパーで売っているおでんだねを鍋で煮込んだだけでは物足りないし味気ない。そんなときにおでんと一緒にグツグツと丁寧に煮込んでやると、これがやさしい出汁が染みて美味しくなるのだ。当たり前のおでんが一人前の料理になる。

巾着に入れるネタは様々あるが、おいらは人参、牛蒡を細切れにしたものを基本にし、ホウレン草等の葉野菜を混ぜて使う。干し椎茸や他の茸類を入れてもよいが、根菜特有の泥臭くやさしい味わいに触れたい場合は避けている。他にヒジキ等の海藻類も面白い味が出て、時々試しているのだ。

油揚げを半分にカットし、その巾着袋に具材を詰めて、干瓢で紐縛りにする。それを買ってきたおでんダネと一緒に、弱火でグツグツ。スープには生姜をすって入れ、30分程度煮込んで味がまろやかに染みたところで火から下げて、熱々を頬張ったのだ。

寒い季節に、出汁としょうがのビリッとした爽やかさが染みて、期待通りのホッコリ感。身体の中が爽快になるのを感じていたのだ。