居酒屋のつまみで出会した「豚のすき焼き」

日本の鍋料理の代名詞として「すき焼き」に勝るものは無いであろう。そんな「すき焼き」を此の残暑厳しい初秋の今の季節に食する機会に出くわしたのであった。

鍋を構成するその基本的具材は、豆腐、糸蒟蒻、葱、白菜、とそして豚肉。いつもの定例の定番的素材ではある。主役が牛肉ではなく豚肉だというのが、此のレシピの肝ともなっている。

豚肉は堪能したが、豆腐はいまいちであった。木綿豆腐か焼き豆腐を使用するのが定番であるのに絹豆腐が使われていたからである。すき焼きに絹豆腐は決して似合わない食材なのであり、邪道であった。