土鍋で炊いた「鯛めし」は絶品の味わいなり

土鍋のご飯づくりに凝っているおいらだが、本日は鯛めしづくりに挑戦。鯛のかしらを用意してまずは火で炙る。程よく焼き色がついた鯛かしらを、いつもの如くに土鍋に1時間ほどつけたお米に乗せて、準備よし。ことこと中火で炊き上げてから、鯛の骨をさばいて、ご飯に混ぜれば出来上がりだ。

1杯目は温かいままの鯛めしをそのままに味わう。鯛の淡白だが深みのある味わいが絶品である。2杯目には梅干を乗せ、緑茶をかけてお茶漬けにして味わう。葱、茗荷、等々の薬味をかければ爽やかな風味と相まって口の中に染み込んでいく。1品で2度3度と楽しめるのだから文句の付けようがないのである。

元来、鯛といえば愛媛県の県魚として知られており、鯛めしは地元の最も代表的な郷土料理である。青木愛嬢の古里の安房地方でもこの料理が名物だという。いちどそうした地方の鯛めしも味わってみたいものだ。