石川啄木が新婚のときを過ごした家

盛岡市内の「啄木新婚の家」を散策した。

けっして豪華とは云えないが、想像していた以上に立派な造りである。二世帯用の住居と思われるが、石川家の側の間取りを見ても5部屋存在している。手入れの行き届いた庭があり、本家とは縁側で接している。縁側が消えて日本の家にもロマンが消えた。「縁側」こそ日本家のあるべき姿と云えるだろう。

明治38年6月ごろ、節子さんとの恋を実らせた啄木はこの家に住居を構えた。おそらく彼の人生ピーク時のころの思いを十分に伝える建造物と云えよう。

啄木少年の像