青森の親善大使「いくべぇ」に遭遇

東北新幹線が新青森まで開通し、JR東日本は、TVや雑誌媒体を巻き込んでの青森キャンペーンに余念が無い。4月23日からはさらに「青森ディスティネーションキャンペーン」が大々的に行なわれるのだといい、その為に昨年の2月に誕生したのが「いくべぇ」である。全国を行脚しながら青森をアピールしているのだ。

青くてずんぐりと丸っこい身体は青い林檎のようだと思っていたら、やはりそうだったようで、頭の上には林檎の花を乗せている。最初のデザイン画では青森の「A」をあしらった三角形が強調されていたのだが、実際のぬいぐるみのキャラは、足もほとんど見えないくらいに短足でずんぐりしていて、より林檎のイメージが強調されている。

長かった冬がようやく終わりを告げた春にこそ、青森に来てくださいということのようだ。確かに冬の青森は、自然溢れる温泉地での雪見風呂などを体験できるが、行動範囲は限られてしまう。温かくなって行動範囲が広がる季節は、青森を体験するに相応しいといえるのかもしれない。

青森には何度も足を運んだことがあるが、まだ日本海側の土地を旅したことが無い。太宰治さんの「津軽」には、故郷「津軽」のみならず、深浦、鯵ヶ沢などを巡った彼自身の旅が生き生きと描かれていて興味をそそる。今年こそはそれらの地域を旅したいと考えているところなのだ。